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ゴリモチオのチオ

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近況報告③『初異動。そして学年主任…』

教員生活も早5年が経ち、6年目に突入しようとしている。
この間、様々なことがあった。
(誰も見ていないだろうが)特定を避けるため詳しくは書かないが、本当に悲惨な学校であった。
教育理念がなかなかアップデートされず、ベテランと若手教員の乖離は民主主義を担えるレベルを超えていた。だからと言って丁稚奉公のように文化や信念が引き継がれる土壌があるわけではない。それらは官僚制にすでに殺されており、教員は無思考になるようにできていた。職務軽減の流れはコロナで加速し、生きた教育活動のための再編が来ると思われたが、それもやはり無思考的官僚制を前に潰れてしまった。部活動改革やICT参入はそのポテンシャルを発揮することなく、教員にさらなる乖離のみをもたらした。結局、優秀な教師は皆出ていくことで殺され、後任のリーダーは機械となって死んでいった。チームワークとは程遠い学校だった。
子どもたちには申し訳ない思いでいっぱいだ。しかし『カッコーの巣の上で』のマクマーフィと同じで、この学校では考えても「死ぬ」し、考えなくても「死ぬ」のだ。私も異動を希望した。

新しい学校にて校長と面談をすると、学年主任をという話になった。
まさかこんなにも早く死期が近づくとは思ってもいなかった(笑)
深刻な教員不足、そしてそこから生じる教員の質の低下(自分を含めて)を感じざるを得ず、恐怖している。
大丈夫か、次の地域。俺は文化を壊しかねないぞ。
しかし、これはいいチャンスだと捉えて「勢い」で引き受けた(「勢い」は人生のキーワードだ)。

大阪市立大学の辻野けんま先生は大学の教師のスタンダード策定会議にて、日本の教師の専門性スタンダードとして以下を提唱したことがあるらしい。
1.休む力 2.私生活を大事にする力 3.職責を専門的に果たす力
3秒で却下されたというが、私はこれを実現できるような学年・学校にしていきたいと思っている。

そしてもう一つ。
どこに行っても、どんな立場になっても、「あなた個人を大切に思っている」という態度を忘れないようにしたい。
これは自分の体裁を守るためのポーズとしてではなく、真の意味での話だ。
もちろんここには家族も含まれる。

大変な1年になりそうだ。



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コメント
1.いいね! リモさん (2022/04/23 23:30)

とてもいい!

2.いいね! リモさん (2022/04/24 07:27)

とてもいい!

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