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ジェーン・スーと堀井美香のOVER THE SUN #82

ジェーン・スーと堀井美香さんのTBSポッドキャスト『OVER THE SUN』
第82回「私を傷付けらる人など、どこにもいない」に投稿された一通のお悩み相談メール。

3種類のランクの人(管理職・正社員・パート社員)の人が働く会社で、パート社員として15年間働いているリスナー。
15年もやっていると様々なことに気が付くようになる。
改善できる部分を管理職や正社員に伝えるようにしている。
しかし管理職、正社員は問題を放置しがち。
ある日管理職から呼ばれたリスナーは、こんなことを言われる。
「あなたのやっていることは、職位が下の人から職位の上の人に対してのパワハラになるので改善してください」
なぜおかしいことをおかしいと言っているだけで、パワハラと言われなければならないのか。
悔しいです。
仕事に対しての意見を受け入れない人、仕事をしない人に対して、きつく言わずに手を抜かず折り合いをつけるためにはどうしたらいいでしょうか?

ジェーン・スーさんのアンサーはこうだった。
気持ちはよくわかるけど、と前置きしたうえで…


アドバイスとか、もっとこうしたほうがいいんじゃないかとか、全部やめたほうがいい。その分のお金をもらっていないのだから。正しいか正しくないかじゃなくて、良いか悪いかは別として、職域・職位というものがあって、組織は回っている。それ以上のことをやっているのがパワハラになるというのは判断できないが、そこまで期待されていないのは事実である。

堀井美香さんは重ねてこう言う。

もう性格は変えられないからね。ビジネスに向かう姿勢って、その人の性格の問題だからというのが最近分かってきて。だからビジネスを成立させようと思って仕事をお願いしても、温度差が生じてしまう。

ジェーン・スーさんはリスナーの最後の質問に対して、このように述べる。

リスナーさんには、その人たちを管理するという仕事がアサインされていない。だから放っておくんですよ。コップが机の端から落ちそうになったら、自分の机じゃなくても手を出しちゃう人って絶対いるわけよ。で、その手が怪物くんのようにだんだん伸びていくわけ。やるたびにうまくなっていって、気が付いたらめっちゃ遠くの机のコップに手を伸ばしている。それがめちゃくちゃ早いから、誰も気が付かなかったり、逆におせっかいだと思われたりする。だから、机からガチャーンと落ちるコップを”見る”という修行が必要なんだよね。

堀井美香さんも、

仕事への当たり方って、人によって全然違う。だから自分のやり方が正しいと思って自分に引き寄せようと思っても、うまくいかないんですよ。私はこのやり方。あの人はこのやり方なんだ。って、思うしかないんですよね。


正直、ちょっと厳しく聞こえてしまう。
しかし今回の内容を聞いて、彼女たちがただの馴れ合いおばさんではなく、リスナーの気持ちに真摯に答えようとしているんだということを改めて感じた。
本当に毎回興味深い。
このリスナーさんの立場からひとつ上の職域に達してしまった自分がこのポッドキャストを聞けたことで、とても違った世界が見えた気がする。
このエピソードの最後には、私たちはそのフェーズを超えたんだ、と言っていたのが印象的だった。
私はそういうフェーズに到達できるのだろうか。

こんな話もしていた。
ジェーン・スーさんは、職域・職位のある人が経験のない後輩に対して命令をした際、「それは私の仕事ですか?」と反発する人に対してこのように言った。

「納得できるまでは動きません!」という人がいるんだけど、それは違うんだよなあと思う。それはあなたに経験がないからで、これをやることによってわかるようになります、というのが通じないなと思う。

勘違いしてほしくない。ここには複雑な文脈が内包されている。
今の俺の職場で例えよう。職員室には”必要な経験”とブルシット・ジョブが複雑に入り乱れている。正直、「それは私の仕事ですか?」「納得するまで働きません!」と言いたくなることばかりである。でも、中にはやっぱりスーさんが「そうです。あなたの仕事です」と堂々と答えるような仕事もあるのである。
つまり、疑ってかかる態度を失えと言っているわけではないのだ。
精査して、反発するところはしなければならない。
それがリーダーシップだ、と俺は思う。

職場の大先輩はこう教えてくれた。
「これやっておいてください。どうにかしてください」と管理職に無理難題を言われた時のことだ。
俺は今まで、正攻法で戦っていた。理論武装をして、お前の指示はイカれていると示していた。もちろん言い方には十分に気を付けられるくらいにはなった。しかし、言い方はテクニックにすぎない。まとっている職位や経験年数が醸すオーラには敵わない部分もある。結局のところ、構造として若造が上司にたてつくということには変わりなく、最後には交渉が破綻してしまう。逆効果なのだ。
じゃあどうしたらよいのか。
「わかりました。といって、やらなきゃいいんだよ。テキトーにいこうよ」



最後に。
先日離任式があり、卒業生が会いに来てくれた。
その生徒がこんな話をしてくれた。
「先生は、俺はちょっとドライなところがあるから、中学校よりも高校の教師のほうが向いているんだろうなって言ってたじゃないですか。でもそんなことないと思います。高校って、ほんとに勉強の内容を解説するだけじゃないですか。あんなんだったら機械でもできますよ。先生は対話をしてくれる人だし、中学校にはそういう時間が残されているから、そういう意味でも中学校の先生が向いていると思います」
そこを守りぬかなきゃならないんだと、改めて思い強く思う。
頑張りたいです。
テキトーにですが。
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