忍者ブログ

ゴリモチオのチオ

Home > 写真・カメラ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

フィルム難民

現在、KODAK製の代表的なフィルムであるPORTRA400は、5本で18,800円もの値段で販売されている。
1本36枚撮り。
つまり、写真1枚撮影するのに105円かかるという計算だ。

先日、状態の良いツァイスPlanar50mmf1.4を見つけたのでポチッと購入した。
10年前に購入したEOS7に装着して、久しぶりにフィルム撮影を楽しもうと考えてのことだ。
しかし、だ。
肝心のフィルムがないのだ。
全然、手に入らない。

今月初め、ふらっとヨドバシカメラフィルム館に行った時に既に嫌な予感はしていたのだ。
フロア一面にフィルムがずらりと並んでいたあの冷蔵棚に、全くと言っていいほどフィルムの在庫がない。
フィルムの替わりにドリンクを冷やして売ったほうが儲かるのでは?というほどに。
実際、そのときに売り場に出ていたカラーネガフィルムは、PORTRAのみだったと思う。
高すぎて誰も手を付けられないのだろう。
(ちなみにその時の価格は16,500円程度だったが、1月16日にKODAKは全フィルムを20~40%ほど値上げした)
自分が学生の時に新宿キタムラの入り口のカゴに山のように入っていたフジの業務用100なんて、見る影もない(メルカリで調べたら10本14,900円!)。

フジフイルムpremium400は1本1,650円する。
もちろん正規価格だ。
そして、そもそもどこにも売っていない。
ヨドバシ、ビック、キタムラ、かわうそ、どこにもない。

近年フィルムの価格が高騰していたのは知っていたが、PORTRAが1本3,000円代に突入しているなんて知らなかった。
2~3年前にはまだ1本1,600円程度で買えたはずだ(それでも高いけど)。
実はうちには数本のPORTRAの在庫があって、つい先日1本撮影が終わって現像に出したところだった。
すると、現像とプリント合わせて約2,500円もかかるではないか。
そうなると、一回の撮影で5,000円じゃきかない、ということになってくる。
もはや、簡単に手を出せる趣味の範囲ではない。
比較できることではないが、もう少しすると中判デジタルを買ったほうが安いなんていう話になってきそうだ。

フィルムという媒体の終焉がいよいよ近づいてきた。
フィルムカメラは撮る機械から、完全に収集のための機械になってしまうのかもしれない。

さて、Planar、お前まだ手元に届いてないけど、どうする?
PR
        

プロフィール

HN:
チオ
性別:
男性

最新コメント

[08/23 webpage]
[07/04 website]
[06/25 web page]
[04/24 リモ]
[04/23 リモ]