本当にお久しぶりです。
一段落終えたので(ほんっとに一段落ですが)、だんだんと近況を報告しようと思います。
まあ今更こんなブログ読んでる方などいないと思いますが…
母校での3週間の教育実習を終えました。
本当に人生で一番ためになったというか、何かを動かされたというか、そんな3週間でした。
生徒たちが本当にいい人ばかりで自分が学校の教師という職業の甘い部分だけを吸い取ることができたということが一番大きいと思いますが、この3週間で踏ん切りがつきました。
「あ、俺まじで教師になろう」と思ったのです。
そもそも教育実習に行って、僕はある決断をしようと考えていました。
教師になるか、ならないかです。
この決断を、大雑把に言うと教育実習に行った感触によって決定しようと思っていたのです。
様々な困難があっていろいろと挫かれることも多かった教育実習ですが、いざ終えてみると、非常にポジティブな実りが多く手元に残りました。
自分が今まで無理矢理意味付けしてやってきた電気電子の勉強よりも教育という分野は遥かに力の注ぎ甲斐があって研究の熱意が湧き、とくに素直な意味付けができるという点で、自分にとって教師とは適正な職業だと思えたのです。
あれ?なんで工学部のお前が教師?と思うかもしれません。
今まで自分は、自分で自分の道を決めてこなかったように思います。
確かに自分で受験する高校を選び、大学を選び、専攻を選び、そして進学したことに変わりはありません。
しかしながら、何か明確な目的を持ってそれを行ってきたわけではなく、一見ごく自然な選択肢のように思われる目の前のそれの基因には、表面化しない自分の中のかなり複雑な心境が絡んでいたに違いなく、そのためにあたかも自然に行われた選択のように当の本人にさえ見えていたのです。
要は、今まではやりたいことをやるために道を選んだのではなく、自分が自分であるために自分に選択肢を選ばされていた、というような感覚です。
なんだか衒った表現に聞こえると思いますが、分かる人には分かると思いますし、わかってくれる人を分かるとも思います。
しかし今回の選択は違います。
教師という職業を選びとることが、自分が持っているバックグラウンドを強みに出来るチャンスだと思っています。
教育実習をやり切ったあとは、生まれてはじめて、自分が自分の意志で、何かデカイことをやりたいと思った瞬間でした。
教育実習ではかなり失敗をしましたが、今までにない清々しさがありました。
大学に受かった時などとは比べ物にならないくらい、希望に満ち溢れました。
そのデカイことというのは、決して教師という職業を選択するということを指しているわけではありません。
選択そのものを指しています。
この選択には正解とか間違いとかそんなものはなく、もっと大きな意味があります。
それは再度強調しますが、自分が自分で選んだ道だということです。
そんなわけで教育実習は、自分の人生にとってとても大きなイベントだったわけです。
まあそんな非現実的で夢物語ばかりを言っていられるほど世の中は甘くありませんし、実際、その選択によってとても大きな問題にいくつも腰を折られそうになっています。
人生でおおよそ初めての挫折も味わいましたし(味わっていますし)、最近は、一気に年をとっている気分です(笑)
ということで徐々に、自分がどんなふうに今後を選択していったのかをまとめて行こうと思いますので、見かけたら、コメントでもなんでもください。
今日はここまで。
プロフィール
最新記事